山口県では、全国トップクラスの大量かつ高純度の水素を生成するという強みを活かし、「水素先進県」の実現を目指した取組を進めています。
今年度、環境省が公募した標記事業について、山口県産業技術センターが代表者となり、共同実施者として長州産業も参画する下記事業について、このたび、採択が決定しました。

1.事業名
「副生・再エネ水素による低コスト集中型(配管活用)/分散型サプライチェーン実証事業」

2.内容
苛性ソーダ工場の副生水素を水素配管により商業施設へ輸送し冷温水機で利用することや製造した水素をガスボンベ配送網で輸送しボイラー等で利用することなどによる、コスト競争力を図る水素供給サプライチェーン構築に向けた実証を実施。(実証イメージは下図のとおり)

3.実施年度
令和7年度から11年度まで(5年間)(予定)

4.実施体制と主な役割

区分 構成団体等 主な役割
代表者 (地独)山口県産業技術センター 全体統括、水素利活用の管理・運用
共同実施者 (株)トクヤマ 【周南】副生水素の供給、水素利活用
長州産業(株) 【山陽小野田】水素製造・貯蔵・利活用
(株)NFデバイステクノロジー 【山口・防府】水素製造・貯蔵・利活用
(株)テクノバ 各種調査実施
山口県(協力自治体) 関係市との連携調整
協力自治体 山口市、防府市、周南市 水素利活用フィールドの提供
宇部市、山陽小野田市 オブザーバー参加

 

長州産業では、太陽光・蓄電池を主力事業とし、再生可能エネルギーを利用したオンサイト型水素ステーション、燃料電池発電機などの水素応用システムの製造にも携わってきております。本事業においても当社の経験を活かし脱炭素社会構築に向け取り組んでまいります。